2009年6月13日土曜日

ブロイラー食いをしていませんか?(09.06.13)

 私たちは果たして、お腹が空いたという体からのサインで、食事をしているのでしょうか。もちろん、そういう場合もあるでしょうが、本能の脳からの空腹サインではなく、理性の脳による、「食事の時間だから食べよう」、あるいは「このタイミングで食べておく必要がある」などと理屈で考えて、体はそれほど欲していないにもかかわらず食事をしてしまうということはないでしょうか。
  朝食は大切といわれているから、食欲はなくても食べているという人はいませんか。また、満腹なのに、残すともったいないから食べるという行為も、体から発信されている食事終了のサインを無視したものといえるのかもしれません。

食べる  人間、ペット、家畜と養殖の動物だけが、腹が減ったという感覚を優先することなく、時間に合わせて食べています。このような食事の取り方を称して「ブロイラー食い」というそうです。
 さらには、味覚よりも、健康にいいものだからという情報を優先して食べることもあるでしょう。いずれの行為も、理性の脳による食行動であり、おいしく味わうという本来の食生活のあり方を忘れているような気がします。
 理性の脳による過剰な支配を抑え、本能の脳をもう少し解放してあげてはいかがでしょう。