2011年3月10日木曜日

腰のねじれ(11.03.10)

 両脚を揃えてイスに座っているところを、上から見ると、右よりも左側のヒザの方が前方に出ていることがわかります。このような左右差は多くの人に見られます。


腰のねじれ  この左右の差は、いったい何を意味しているのでしょうか。左脚が長く、右脚が短いのでしょうか?写真の例では、左のヒザが前に出ていますが、これは、右側に比べ、左側の腰が前に出ていること、つまり、右回旋方向に腰が捻じれている可能性を示しています。

 写真のような例では、立って体をひねった時も、右に捻りやすく、左には捻りにくいという回旋動作の左右差が多く見られます。この原因としては、様々なことが考えられますが、日常の歩行動作との関係も大きいのではないかと思います。

 例えば右足の接地時間が左側より長い場合は、左足は右足よりも遠くへ運ばれることになり、骨盤も右回旋優位となり、右回旋方向への捻じりが強調されたアンバランスへとつながっていく可能性が考えられます。

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