2016年5月29日日曜日

健康づくりのための快メソッド


健康づくりのための運動に関する情報が世の中に溢れています。それを求める声の多さを反映しているのでしょうが、中には首をかしげるような情報もあり、玉石混淆の状況といえそうです。
同じ運動でもAさんにはフィットしても、Bさんには禁忌というメソッドもあります。また適度にやれば効果的でも、過剰に行えば害にもなります。・・・このように書くと「何を、どのようにすればいいのか?」途方にくれてしまうかも知れません。

そこで私は、「自分にとって、いいものかどうかは自分のカラダに聴いてみてください」と伝えるようにしています。キーワードは「快」です。行ってみて「不快」なものは避けるということです。

やり方によって「快」になるならば、その方法で行う。心地よいのでもっと行いたい場合は繰り返す。「もっと行いたい」とカラダが繰り返しの要求をしていない場合はやめ時と考える。という具合に身体感覚を重視しながら行う方法を勧めています。
とても快とは思えないような苦しい顔をしながらストレッチしている人もよく見かけますよね。


理屈で考えて行うことも必要ですが、カラダがいやがっている場合は行わない方が無難です。

例えば「食事の時間だから食べる」というのは当たり前の行為かもしれませんが、その時にカラダが欲しがっていないとすれば、おいしく食べることは不可能です。
 理屈で考えすぎていませんか?体の声に耳を傾けると、必ずしもそれを求めていないこともあります。
カラダにも言い分があります。その声に耳を傾けること。
それは幸せなライフスタイルの原点といえるのかも知れません。

                                                  (改訂版再掲) 

2016年5月14日土曜日

つまずく足が決まっていませんか?

 歩いているとき一方の足が地面に引っかかり体勢を崩したり、転びそうになることがありませんか?そして、その引っかかる足は右あるいは左と、どちらかに決まっていませんか?

    【大腰筋】
 「つま先が引っ掛からないように大腰筋を鍛えましょう」というメッセージが広がったのはもう10年以上前になるかもしれません。大腰筋が弱くなると脚を上方に挙げる力が弱まり、足(foot)が地面から上がりづらくなり、つまずきやすいという理屈です。


歩行時の足裏やつま先と地面との距離はごく僅かです。たしかに大腰筋の弱さもつまずきの原因になるかもしれませんが、骨盤が左右いずれかに傾いている姿勢も、骨盤が下がっている側の足(foot)の方が地面からの距離が小さくなり、よりつまずきやすくなるのではないかと予測しています。

お年寄によく見られる骨盤が後ろに傾き上体が前に曲がっている姿勢も、すり足になりやすく。足が地面に引っかかり、つまずきやすい姿勢といえるかもしれません。

 姿勢は動きやすさに大いに関係していますので、よい姿勢づくりに努めたいものです。
しかも姿勢が変われば10歳くらいは若く見えるというプレミアもつきますよ。