TVや雑誌などで「正しい歩き方」の解説を見聞きすることがあります。「美しい歩き方」という表現ならば理解できるのですが、「正しい」と断言できる根拠は一体何だろうと、常々疑問を持っています。
正しい歩き方を教えて欲しいといわれることがありますが、「一般的に正しいといわれる歩き方は、こういう歩き方です」と紹介はしても、これが、「正しい歩き方です」と説明したたことは一度もありません。何が正しいのかが、私にもよくわからないからです。
「カラダの局所に負担をかけない、こんな歩き方もあります。正しいとされる歩き方と、実際に歩いた感覚で違いを比べてください」と声をかけます。「どちらが正しくて、どちらが間違っているということではなく、カラダで感じながら自分に合う歩き方を見つけましょう」と話しています。
慢性腰痛や膝痛を抱えている人などは、歩き方を変えるだけで、負担感が減少することがよくあります。局所への負担が少なく楽に行える快適な動作が、その人にとって、よりよい歩き方ではないでしょうか。
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