2024年1月4日木曜日

しあわせの構図

10代の頃、武道を通じて「般若心経」に触れる機会があった。 その300文字足らずのお経にある「色即是空」というフレーズに、なぜか心を惹かれた。

 般若心経のなかに。「眼耳鼻舌身意もなく、色聲香味觸法もなく」という下りがある。 

 和訳すると、 「実体はないという高い認識の境地からすれば、体も感覚もイメージも連想も思考もない。 

 目・耳・鼻・舌・皮膚といった感覚や心もなく、色や形・音・匂い・味・触感といった 感覚の対象も様々な心の思いもない」となる。 

 その昔、オーストラリア人と宗教の話をした時に、仏教は難しいと言われたことを思い出した。 確かにキリスト教と比べると少し難解に感じるかも知れない。

さて、スポーツ・ウェルネスに関わる仕事に携わっているが、
快で五感と体を整えていくアプローチが 重要と考えている。 

 以下に簡略化して羅列すると。 
  目=視覚 →美しいものや 景色に触れることは心地いい 
  耳=聴覚 →音楽、川のせせらぎ、風の声も心地よい 
  鼻=嗅覚 →良い香りにふれることは 心地いい 
  舌=味覚 →美味しい食事は 心地よい 
  皮膚=触覚(皮膚感覚) 滑らかなもの、や好きな動物にふれることは心地いい というようなことになる。 
 心地よいものと触れ合うことは 幸せであり。 五感をを満足させることは 健康な心身を喜ばせる。

 特に身体調整系の運動指導者は 「美しい姿勢や動き(目)」「爽やかな声や話術(耳)」心地よい香り(鼻)心地よい補助接触(皮膚) 美味しい味覚を共有した打ち合わせなど、 五感を快に誘導し・コントロールすることで、その先にある技術が活きてくるに違いない。 

 五感ウォーキング、 五感トレーニング、 五感ヨガ, 五感水泳、 五感アクア、 五感体操など、 快刺激でバランスを整えて、しなやかに、機能的に「動けるカラダづくり」を目指したい。 そのプロセスである五感の満足は、「幸せや、健康」に直結するのだから♪
(参照) 菩提薩婆訶 ぼじそわか 般若心経 はんにゃしんぎょう】 観自在菩薩かんじざいぼさつ 行深般若波羅蜜多時ぎょうじんはんにゃはらみったじ 照見五蘊皆空しょうけんごうんかいくう 一切苦厄どいっさいくやく 舎利子しゃりし 色不異空しきふいくう 空不異色くうふいしき 色即是空しきそくぜくう 空即是色くうそくぜしき 受想行識亦復如是じゅそうぎょうしきやくぶにょぜ 舎利子しゃりし 是諸法空相ぜしょほうくうそう 不生不滅ふしょうふめつ 不垢不浄ふくふじょう 不増不減ふぞうふげん 是故空中ぜこくうちゅう 無色むしき 無受想行識むじゅそうぎょうしき 無限耳鼻舌身意むげんにびぜつしんい 無色声香味触法むしきしょうこうみそくほう 無眼界むげんかい 乃至無意識界ないしむいしきかい 無無明亦むむみょうやく 無無明尽むむみょうじん 乃至無老死ないしむろうし 亦無老死尽やくむろうしじん 無苦集滅道むくしゅうめつどう 無智亦無得むちやくむとく 以無所得故いむしょとくこ 菩提薩埵ぼだいさつた 依般若波羅蜜多故えはんにゃはらみったこ 心無罣礙しんむけいげ 無罣礙故むけいげこ 無有恐怖むうくふ 遠離一切顛倒夢想おんりいっさいてんどうむそう 竟涅槃くうぎょうねはん 三世諸仏さんぜしょぶつ 依般若波羅蜜多故えはんにゃはらみったこ 得阿耨多羅三藐三菩提とくあのくたらさんみゃくさんぼだい 故知般若波羅蜜多こちはんにゃはらみった 是大神呪ぜだいじんしゅ 是大明呪ぜだいみょうしゅ 是無上呪ぜむじょうしゅ 是無等等呪ぜむとうどうし 能除一切苦のうじょいっさいく 真実不虚しんじつふこ 故説般若波羅蜜多呪こせつはんにゃはらみったしゅ 即説呪日そくせつしゅわつ 羯諦ぎゃてい 羯諦ぎゃてい  波羅羯諦はらぎゃてい 波羅僧羯諦はらそうぎゃてい 菩提薩婆訶ぼじそわか 般若心経はんにゃしんぎょう