2024年2月3日土曜日

カウントダウンの人生観

人はある年齢をを超えると、ゴールから逆算して人生を考えるようになるらしい。最近は、特にその言葉が実感をもって心に響いてくる。

 ふと父母は何を遺したのだろうと考える。生き様?言葉?子である私? しかし、何を思い、どんなことを考えていたのだろうかについては謎である。 

遺されたものが一番知りたいのは、その謎の部分である。確かに想像することはできる。想像が広がることはロマンかもしれないし、想いの深まりへとつながるのかもしれない。 記憶をたどれは言葉にたどり着く。言葉の根底に潜む思いを想像することはできるのだが、、、、
    
母の本ほど売れなかったが、私も数冊の本を書いた。魂を込めた成果物としては大切なものだが、教科書のような本の中身は、正直いって味気ないものである。

そこには「想いや考え」が見つけられないからだ。 かろうじて、まえがきや、あとがきにはそのヒントが滲みでることもある。 そんなことを考えながら、家族には言葉(エッセイのような本)を遺したいと思うようになった。 

カウントダウンの人生観からの一歩だろうか。