2010年2月2日火曜日

原因不明の腰痛が85%(10.02.02)

 日本人の8割が腰痛経験者といわれますが、原因不明の腰痛が85%を占めるそうです。「腰痛は、画像や問診から病名がつけられるが、実は画像と原因が一致する例は少ない。したがって、漠然と腰痛症と診断されることも多い。原因が特定できる腰痛は15%未満と欧州の診療ガイドラインは明記している。腰痛はありふれた症状ながら実はよくわかっていない(2005年 日本腰痛学会・菊地臣一)」

 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離症・すべり症、変形性脊椎症など病名のつけられる腰痛が15%で、その他の85%は原因不明ということです。腰痛で病院へ通っているが、快方へ向かわず、他の方法を模索する人も多く、受け入れ先としてさまざまな民間療法が存在しています。


デスクワーク  腰痛に限りませんが、運動器に痛みや違和感を抱える人は、特有の姿勢や動作のアンバランスを示していることが多いようです。このようなアンバランスをノーマルな状態に回復させるようなアプローチをして、姿勢や動作回復を導ければ、結果として痛みや違和感が消失あるいは緩和することも少なくありません。
 運動器に痛みを抱える成人の割合は4割を超えます(厚生労働省研究班)。整形外科的診断で異常がなく運動適応のケースが多いとすれば、運動指導者が活躍できる場は、ますます広がってきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿