毎年、体育の日に子どもの体力低下が話題になりますが、走・跳・投の能力は1985年をピークに低下傾向が続いています。
子どものからだの調査2010では、「背中ぐにゃ(不良姿勢)が増えている」と回答した教員が幼稚園で64%、小学校で69%いるという結果が報告されています。
不良姿勢の子どもが増えていると感じている教員が、7割近くいるというのですから驚きです。これは、運動不足による体幹筋力・姿勢保持筋力の低下が圧倒的な数の不良姿勢の子どもをつくっている可能性を示すものかもしれません。
バタ足は股関節を中心に、しなるような動きで上下動を繰り返します。背筋や腹筋群が固定力を発揮しなければ、下肢を効率的に動かすことができず、自然と体幹筋が強化されるのではないでしょうか。体幹が強化されれば軸が安定するため無駄の少ないキレイなフォームになります。
水泳は、左右半身を均等に使うことでバランスのいい体をつくる健康運動として、子どもの背中ぐにゃを予防改善する姿勢づくり運動としても注目したいスポーツです。
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