今でも、週に1~2回ジムに通っています。
学生時代はとにかく重い物を持ち上げようとしていました。振り返ると無茶なトレーニングでした。
恐らくその影響だと思いますが、上部胸椎に慢性化した違和感が今でも残っています。ヒップを浮かせて行うようなベンチプレスは、昔から行ってはいませんでしたが、骨盤を右方向にローテーションさせるクセがありました。当時は全く気づいていなかったのですが、この動きのクセが胸椎の痛みに繋がったと考えています。注意してみなければ分かりづらい、比較的小さなトリックモーションだったためか、人から注意されたこともありませんでした。 気がついたのは「バランス」や「動作改善」に興味を持ち探求を始めた頃なので、その小さな?クセを数十年間放置していたことになります。「雨垂れ石を穿つ」という言葉がありますが、微細なダメージが蓄積していったのでしょう。
小さなものから大きなものまで、トリックモーションはどこのジムでも横行しています。大きいものは分かりやすいですが、見逃されてしまう可能性が高いであろう小さなトリックモーションの方が、リスクがより大きいといえるのかもしれません。
戦略的に行う場合もあるのですが、筋骨格系のバランスを崩し将来に禍根を残すような動作方法は戒めなければなりません。健康づくりの場で、健康を損ねるという不幸。
これは何としても避けなければなりません。
*トリックモーション: ごまかし運動のこと。ある運動を行うとき、主役となる筋肉が弱かったり、関節に何らかの障害がある場合などで、サブの筋肉(補助筋、協同筋など)が過剰に働き、見かけ上は、同じような運動がなされる現象。
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