「ホテルにジムがないなんて、どういうことだ!」という新たなホテルオーナー(米国の金融機関)の一声で、経営幹部が動いたのだ。
すぐに栃木県の北端 那須町にあるホテルを訪問。ジム設置場所に案内され、卓球ルームだったスペースにマシンを設置したい意向を聞かされた。内心「この小さなスペースにジムをつくって利用者にどんなメリットがあるのだろうか?」と瞬時に頭をよぎった。
ホテルの最上階にあるフレンチレストランで、S支配人とYシニアマネジャーとコース料理を味わいながら話した。
「日本ではホテル宿泊者がジムを利用するケースは少ない。他のホテルにはない新たなサービスを提供してはどうですか?」
「どういうことでしょうか?」
「カラダに関するすべての相談に対応する仕組みをつくるというのはどうでしょう」
「例えば?」
「例えば、ゴルフの飛距離を伸ばしたい、健康的に痩せるコツを知りたい、腰・ひざ・肩
の慢性痛を何とかしたい、立つ、座る、歩く、走る、体を曲げる・伸ばす・ひねる・持つ
などの日常動作のコツを知りたい、スポーツパフォーマンスを上げたいなどの要望に全て応える仕組み。あえて言えばカラダ再生をリゾートホテルでやるのです」
などの話をしながら肩こりを30秒で解消する技など、的確な刺激でヒトの体は大きく反応することを体験を交えながら説明をした。特にいくつかのアプローチを体験されたお二人の驚きの表情が今も記憶に新しい。
このような経緯で2009年2月より、2週間に1回、日・月で一泊しプログラムを提供することになった。名づけて「ボディバランスインプルーブメント」
当時のニュースリーリースがこれ。
https://www.dreamnews.jp/press/0000005002/
当初は、「体のバランスを整える」をメインテーマに行ったが、徐々に間口を広げて、
運動禁忌がない限り、あらゆる要望に対応スタイルに変えていった。
これが那須での活動の始まりである。
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