ヒザや腰に慢性的な痛みや違和感を抱える人にとって、立ち座り、床へのしゃがみ込み、
最近は体幹部のトレーニングが注目されるが、 体の使い方そのものを見直すことも忘れてはならない。体の使い方を変えることで、ヒザや腰への負担感も和らげることができる 。そしてそれを習慣動作にできれば日常動作楽になる。楽になればさらにアクティブな活動やトレーニングへと発展させることもできる。
立位からのヒザ曲げ動作では、 ヒザ関節だけが曲がることはない。足首とヒザと股関節が連動して曲がる。 そのバランスのいい連動が実はとても重要である。
直立姿勢で足裏に意識を向け、爪先側に体重を乗せていくと、 ふくらはぎや背筋など体の背面の緊張感を感じることができる。 逆に踵側に体重を乗せていくと、太ももの前や腹筋など、 体の前面が緊張するのがわかるだろう。 さらに右足に体重をのせると左の背筋の緊張が強くなる。
足裏にかかる重さを左右均等にしてフラットな接地感をキープ することで楽に立つことができる。例えば前屈みの動作では、爪先側に体重がかかりやすくなるが、 足裏に意識を向けフラット感(ベタ足感覚)を維持しながら曲げていくと、 足首と、ヒザ、股関節が自動的にバランスよく連動して働くため局所への負担が軽減され、楽に屈伸動作することができきる。
「楽に立つ」は「楽に動ける」へとつながる。 この足裏感覚をベースにした「立つ~動く」という習慣動作への変換ができれば、ひざ・腰事情も大きく変わるだろう。
この身体技法をわかりやすく「ベタ足生活」 と名付けてみた。
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