片側の足などに故障があれば、びっこをひく歩き方になります。びっこ歩きは、人目を引きますが、実はどちらが故障している足なのか、他人の目からは、わかりにくいものです。
故障側の足を「患側(かんそく)」、一方の元気な方の足を「健側(けんそく)」と表現しますが、患側には体重をできるだけ乗せたくないので、自然と接地時間が短くなります。
このような視点で動作を観察するとどちら側が患側なのかがわかります。
体重を支えやすい、より強い側の接地時間は長くなり、反対側の足は宙に浮いた時間が長くなるのでストライドも長くなります。左右の接地時間の差はストライドの差として現れます。
自身のストライドの左右差に気づく人は少ないでしょうが、毎日数千歩は繰り返す歩行動作に左右差があれば、骨盤のポジションを安定させる筋肉の使われ方にも偏りが生じ、体全体のバランスが崩れる可能性も考えられます。
歩く距離が長い人ほど腰痛が多くなるという報告もありますが、そういうことと関係しているのかも知れません。
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