その時、観衆は妙なものを
目の当たりにしました。
何と一人の選手が、
両手を地面についたのです。
インパクトのある秀作だ。
左から二番目の選手だけが、クラウチングスタートの構えをとり、
観衆は、その不思議な格好を奇異の目で眺めている。
舞台は1896年(明治29年)、第一回アテネオリンピック、男子100m
両手をついているのは優勝したトーマス・バーク(米国)。
男子走り高跳び。
開発途中は嘲笑を受けながら、1968年メキシコオリンピックで、
世界初の背面跳びを披露。
優勝したのは、かつて自分の身長さえ超せなかったディック・フォスベリー(米国)。
バタフライが平泳キックだった時代に、ドルフィンキックを考案。
世界記録をつくった競泳の長沢二郎。
常識を覆す発想で、新しい価値を創り出す。
イノベーター達が開発した技術はいずれも、未来の当たり前へとつながっていく。
写真:2018年7月24日 朝日新聞 大日本印刷の広告
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