2019年8月31日土曜日

イノベーション

その時、観衆は妙なものを

目の当たりにしました。

何と一人の選手が、

両手を地面についたのです。


これは、ある日の新聞広告。
インパクトのある秀作だ。

左から二番目の選手だけが、クラウチングスタートの構えをとり、
観衆は、その不思議な格好を奇異の目で眺めている。

舞台は1896年(明治29年)、第一回アテネオリンピック、男子100m
両手をついているのは優勝したトーマス・バーク(米国)。

男子走り高跳び。
開発途中は嘲笑を受けながら、1968年メキシコオリンピックで、
世界初の背面跳びを披露。
優勝したのは、かつて自分の身長さえ超せなかったディック・フォスベリー(米国)。

バタフライが平泳キックだった時代に、ドルフィンキックを考案。
世界記録をつくった競泳の長沢二郎。

常識を覆す発想で、新しい価値を創り出す。
イノベーター達が開発した技術はいずれも、未来の当たり前へとつながっていく。

写真:2018年7月24日 朝日新聞 大日本印刷の広告

0 件のコメント:

コメントを投稿