1年前に府中に越してきた。
今春、雪駄を履いていたら「貴方もやっと府中の人になったね!」 と声をかけられたことがあった。
今年の夏は下駄で過ごした。
秋になっても下駄がやめられなかった。11月に とある方から黒の雪駄とカッコイイ足袋を頂いた。 足袋を履くのは二度目、一度目は多くの方が経験する式典。 これは式の間だけの和装であるが、 足袋で生活するのは初めての経験だ。
私の左足は痛みはあまりないのだが、 外反拇趾気味で横アーチが潰れているためアーチの真ん中が靴底で 擦れ 横1cm 縦1.5cmくらいの分厚い皮膚となり、かなり硬くなっていた。
その硬くなった足裏の部分には違和感があり気になっていた。 ところがある日その硬質部分を触ったら、 半分ほどの薄さに変わっていた。柔らかな靴底ではアーチが潰れ、 下駄履きでは、ささやかだがアーチが復活したのだ。 これには驚いた。
さらに下駄歩きだと一歩づつ 程よい着地衝撃があり脳天まで響くのだ。思い出したのが、 骨粗鬆症対策として話題になった「かかと落とし」である。 両足で立ち、かかとを高く上げて(ヒールレイズ)から 一気にかかとを落下させ地面(床) と衝突させ骨を刺激するというもの。
その効果検証は知らないが TVで医師が解説しているシーンを観たことがある。 下駄ウォークならそれすら必要ないだろう。
師走に突入した。足袋と下駄で冬を越そうと思う。
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